二槽式洗濯機の脱水槽は造りが単純なため、全自動に比べるとカビやヌメリは出にくいようです。
しかし条件によっては手入れが必要になる事も。汚れが気になってきたら、洗濯槽と同じように過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で掃除します。
汚れの落とし方
過炭酸ナトリウム使用量の目安:湯10Lにつき100g
- 排水ホースを上向きに持ち上げ、ホースの口を脱水槽よりも高い位置で固定しておく。
- 脱水槽に40℃以上の湯を溜める。
- 湯に過炭酸ナトリウムを入れ、長い棒のようなものでかき回してよく溶かす。
- そのまま2~3時間放置する。
- 浮いてきた汚れを網などですくい取り、排水ホースを下ろして湯を抜く。
- 排水後、脱水槽に残っている汚れを振り払うため1~2分ほど脱水槽を回す。
- 残っている過炭酸ナトリウム水溶液が気になるときはシャワーなどで軽く脱水槽内部を洗い流しておく。
- 脱水槽のフタを開けっ放しにし、湿気がこもらないようにしておく。
ホースの口が脱水槽の高さより下にあると掃除のために溜めた湯が流れ出てしまうので注意。
湯を溜めた脱水槽は回転させないこと。回転数が早すぎるためお湯が飛びちる恐れがある。
◆ヒント
以下のような二槽式洗濯機では過炭酸ナトリウムでの脱水槽掃除はしない事。
- 排水ホースが床の排水口に固定されている場合。脱水槽にお湯を入れてもすぐに排水されてしまうため。
- ホースはどこにも固定されていないが、長さが足りないため脱水槽の上部までホースの先が届かない場合。
脱水槽に溜まった湯の水面よりホースの先が下にあると、お湯がホースの先からあふれてくる。
このようなケースでは、掃除用アルコール製剤で拭く、普段から蓋を開けっ放しにして脱水槽を乾燥させるなどの予防策で対処する。
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