一般的な汚れの他、尿や血液が付着した時の応急処置をご紹介します。
汚れの落とし方
●全体的な汚れ
洗濯機で洗える製品は洗濯機で洗う。洗濯機で洗うのが難しい場合は浴室で洗う。
▼浴室で洗う手順
- マットを床に広げてシャワーでよく濡らす。毛足の長いマットの場合は中までよく濡らすよう注意する。
- 固形石鹸を擦り付けるか液体石鹸をスプレーする。
- 洗濯ブラシを使って擦り洗いする。丈夫な素材なら束子で擦ってもよい。
- シャワーでざっと泡を流してから洗濯機で脱水する。
- 大きなタライまたは浴槽に適量の水を張ってマットを溜め濯ぎする。
- 水を溜められない場合はシャワーを掛けながら踏んだりブラシで擦ったりして濯ぐ。
- 石鹸が十分に濯げたら脱水して干す。
●尿を零したら
可能なら直ぐに洗う。尿だけならアルカリ洗濯で落ちる。
直ぐに洗えない場合には応急処置を施す。
▼応急処置
- 尿が零れた箇所にトイレットペーパーを押しつけて出来るだけ吸い取る。ゴシゴシ擦らないこと。擦ると尿が広がる上、ペーパーがボロボロになり始末が面倒。
- ペーパーに尿が移らなくなってきたら、尿が零れた箇所がしっとりするまで水をスプレーする。（尿を薄める為）
- 水をスプレーした箇所にペーパーを押しつけて出来るだけ吸い取る。
- 水がペーパーに移らなくなってきたら基本の酸スプレーをスプレーしておく。
※尿素が分解して出来るアンモニアの臭いを予防するため。 - 出来るだけ早い内にマットを洗う。
●血液が付いたら
可能なら直ぐに洗う。※参考：血液汚れの洗濯（石鹸百科）
直ぐに洗えない場合には応急処置を施す。
▼応急処置
- 血液が付いた箇所にトイレットペーパーを押しつけて出来るだけ吸い取る。ゴシゴシ擦らないこと。擦ると汚れが広がる上、ペーパーがボロボロになり始末が面倒。
- ペーパーに色が移らなくなってきたら、汚れた箇所がしっとりするまで基本のアルカリスプレーを吹きかける。
- スプレーした箇所にペーパーを押しつけて出来るだけ吸い取る。
- 色がペーパーに移らなくなってきたら水をスプレーし、更にペーパーを押しつけて吸い取る。
- 出来るだけ早い内にマットを洗う。
※血液汚れに酸のスプレーを吹きかけないこと。血液の主成分はタンパク質のため、酸で汚れが固まる恐れがある。
●ヒント
- 酸のスプレーをトイレの金属部品に掛けない事。酸が金属を腐食する恐れがある。金属に掛かった場合はきれいな水で絞った雑巾でよく拭き取る。
- 酢酸（ホワイトビネガー）も酸スプレーとして使える。酢酸は常温で揮発するためクエン酸スプレーほどきっちり拭き取らなくてもよい。酢酸臭がきつく感じられるときは清め拭きを丁寧にするとよい。
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