納豆のネバネバが布製品に付くとなかなか取れません。ポリグルタミン酸の強力な保水力のせいでいつまで経ってもツルツルネバネバ。
そんな時は「水+時間」あるいは「酸」の力を借りましょう。しつこかったツルツルネバネバが簡単に洗い流せるようになります。
汚れの落とし方
◆水でふやかす
時間のあるときにお勧めの方法。夜に汚したら取り敢えず水に浸けておき、翌朝引き上げて他の汚れ物と一緒に洗濯機で洗う等。
- 納豆そのものが沢山付いているときは、スクレーパーなどで取り除く。
- ネバネバが付いている布製品をたっぷりの水に浸けてしばらく放置する。
- 軽く握ってみて粘りが感じられなくなったら水から引き上げて濯ぐ。
- 必要なら洗濯用石鹸やアルカリ剤で洗う。
◆酸を使う
今すぐにネバネバを落としたいときに。
- 納豆そのものが沢山付いているときは、スクレーパーなどで取り除く。
- 衣類を流しや洗面器などに広げ、ネバネバが点いている部分に基本の酸スプレーをたっぷり吹きかける。
- ブラシや手で基本の酸スプレー液をネバネバとよく馴染ませる。
- 粘りが消えたら水で濯ぐ。
- 必要なら洗濯用石鹸やアルカリ剤で洗う。
※石鹸やアルカリ剤を使う時は、事前に酸スプレー液を十分に洗い流しておく。酸が残った状態で石鹸やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗浄剤を使うと、中和反応が起きて洗浄力が落ちる。
◆ヒント
- 水に浸けておくと粘りが弱まるのは、ネバネバの主成分であるポリグルタミン酸が水溶性であるため。
- 酸スプレーで粘りが弱まるのは、ポリグルタミン酸の結合を酸が切断して分解するため。
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